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床にぺたんと座っている少女。
部屋に戻ってきたむくろに気づくと、こちらを向いて瞬きをした。
人形のように無表情な彼女の姿。
これは、どうすればいいのだ？
彼女との関係は、まったく無い。
もしかして、一人暮らしをしている骸への、神様からの誕生日プレゼントだろうか。
しかし、骸の誕生日は1ヶ月前だし、このプレゼントはけして嬉しくはなかった。
子供を作った憶えもない。
開けっぱなしの冷蔵庫の中も荒れていた。
濃厚ソースがぶちまけられ、中がベッタリと汚れている。
「喉、渇いてませんか？」
「…………………」
少女の返答は、ない。
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