Project1 オペレーション-少女育成計画-

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それでも骸は、コンビニの袋から缶コーヒーを取り出すと、タブを開けて少女に渡してやり、冷蔵庫を片付け始めた。 「わわっ!?」 ふと振り向くと、少女がコーヒーを胸に溢していた。 急いで駆け寄り、茶色く染まったシャツを脱がしてやる。 下には何も着ておらず、むわっと甘い匂いが漂った。 骸は視線を逸らしながら少女の体を乱暴に拭くと、壁にかけてあった学校の制服のワイシャツを着せた。 ふと、下着を買ってきたことを思いだし、プレゼント用としてごてごてに包装された包みを手に取り、中からシンプルな紺のパンツを取り出す。 パンツに少女の足を片方ずつ通す。 視線を上げると、少女がじっと骸を見ていた。 妙に真っ白く弾力のあるすらりとした足。 小さい足の指は作り物のようだと思った。 少女が、両足を少しだけ開いた。 ふとももの内側がコーヒーで濡れており、一筋の滴が垂れた。 .
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