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一方その頃ある駐車場で一人の男が何者かに襲われていた。
金髪にピアス、腕にはドクロのタトゥーがありいかにもヤンキーといった風貌の男だ。
しかし、喧嘩慣れしているであろう彼は怯えていた。
よく見れば身体のあちこちに刃物で切られたような傷がある。
「そんなに逃げなくてもいいじゃないですか。」
彼を襲っているのはパッと見ればただの人間だ。
しかし、サラリーマンのような格好をしたその男の右手からは刃渡り一メートル以上はあろう巨大な鎌が這えていた。
「なんだよ・・・なんだってんだよぉぉぉぉ!!」
「ふふふ・・・貴方のような社会のくずは私が消し去ってあげましょう。」
「やめろ・・・た、助けてくれ!
俺が・・俺がなにしたってんだよ!」
それはまさしく・・・
「さようなら。」
「やめろ!!ひ、うわぁぁあああああ!!!」
化け物だった。
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