第一話

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同日放課後。 桜は、龍と共に街中を歩いていた。 部活の勧誘はまだ始まっておらず、暇なので帰ろうとした時たまたま前方に龍を見つけたのだ。 「まさか変える方向まで一緒だとはね!なんか運命感じちゃう!」 「勝手に感じてろよ。」 「な!?それが乙女に対する態度ですか!」 「乙女はこんなにやかましくないです。」 「むー!」 桜が頬を膨らましていると目の前をパトカーが通過した。 「なんかあったのかな?」 「興味ない。」 相変わらず不機嫌そうに龍は言う。 「ねえついてってみようよ!」 「はあ?」 「ほら早く!」 「え?ちょ、ま・・」 龍が反論する間もなく桜は龍の手を引き走っていった。
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