第一話

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桜は始業三分前に教室に滑り込んだ。 校内で少し迷ってしまい、ギリギリの登校となった。 キーンコーンカーンコーン よくありげなチャイムとともに初老の男が入ってきた。 「えー このクラスの担任になった柏木です。皆さんよろしく。では出席をとるぞー 足立ー・・・」 のんびりとした声で柏木は出席を取り始めた。 え?鬼塚?ス◯ット◯ンスの◯メコみたい! そんなことを思っていた桜だったが、 「えーっとこれは・・・あー神風。神風龍。」 (え?) 「はい。」 声のした方を見るとそこには先程の髪が青い少年が座っていた。 桜の隣の席に。 「次。岸本ー・・・」 柏木はなにも気にすることなく出席確認を続けた。 桜があまりの衝撃に目を・にしていることも気づかず。
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