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ホームルームが終わり、十分の休憩時間となった。
「まさか同じクラスだったとはね。よろしくね!神風くん!」
早速龍に向かって話しかける桜であった。
正直に言うと中学の時の友達とは高校がちがうため、まだ友達が出来ていなかったのだ。
唯一顔馴染みである龍と話そうと上部のように話しかけたのだがそれにたいして龍は
「ああ・・・」
とだけ言って不機嫌そうにしているだけだった。
(何よ!無愛想ね!)
「無愛想で悪かったな。」
「え!?何で考えてることわかったの?」
「そんな顔してた。」
「すごーい!サトリ?」
「俺妖怪じゃねえし。」
そんなやり取りをしてるうちにチャイムがなった。
「ほら早く次の準備しろよ。」
「うん。じゃあまた後で。」
「二度と来るな。」
彼の声は聞こえなかったようで桜はそのまま自分の席に帰ってしまった。
「・・ったく」
面白くないといった顔で龍は教科書を取りだした。
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