今の俺

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「翔っ!」 「瑠美…」 気絶している男を、電柱を背もたれに寝かせていると緩やかな坂から瑠美がやってくるのが見えた。 「はぁはぁ」 息切れしている瑠美に「大丈夫か?」と聞いた。 「大丈夫、大丈夫」 「はい、バッグ」 「あっありがとう!」 瑠美はひったくられたバッグを受けとると、男をキッと睨んだ。
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