人助け

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「ただいまー」 「お帰り~」 家に帰り、リビングにはいると中2の妹がソファーでボーッとテレビを見ていた。 テレビではヒーロー物がやっていた。 主人公のヒーローが悪党にたちむかう。 よくありがちな設定ではあったが、悪党にたちむかうヒーローの姿はとてもかっこよく見えた。 「…どうやったらヒーローになれるのかな…」 ボソッと呟いた。 「はぁ!?」 俺の呟きは妹に聞こえていた。 妹の視線はテレビから離れ俺に向かった。 「ねーお母さん、翔熱があるよ」 「ねぇよ!」 「だってヒーローて!ひゃひゃひゃひゃ!!」 「う、うるさい!」 妹はこっちを見て爆笑していた。
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