4人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
その理由なのだが---まぁ、僕はハンターとはいえ、魔物の倒し方についてならともく、魔物の生態についてまでは特に詳しいわけではないけれども---魔物にはどうやら殺人欲求というものが存在するらしい。
ただ殺したいから、殺すだけ。
故にその欲求が満たされた後の、つまり死体については何ら興味も示さないのだ。
喰らいもしないし、隠しもしない。
一説によれば、魔物のもつ魔力がその殺人欲求の源だとかなんとか言われているらしいが。
しかし、正確なところは未だ定かではない。
・・・まぁ、僕は魔物の生態の研究者ではなく、あくまでハンターなので、そんなことにはあまり興味がないのだが。
一応ハンターという立場からして、記載だけはさせてもらうとする。
さて、説明が3ページにも渡り長くなってしまったけれど、それでも未だめげずに読んでくれているという読者の存在を信じて、または仮定して、そろそろ物語のほうに入っていくとしようか。
細かい説明は後々、要所要所で挟んでいきたいと思う。
では、僕ことリオンと、とある1人の狼の少女ツバキとの物語の幕開けだ!
最初のコメントを投稿しよう!