★Second stage

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とある日の午後3時過ぎくらいのこと。 僕は人里を離れた山奥にひっそりと存在する、古い教会へと・・・否、昔は教会だったであろう建物にやって来ていた。 そこは山奥といっても比較的 開けた場所であり、日の辺りも良く、暗いジメジメとした感じはしていない。 教会自体も大きく・・・まぁ、言い様によっては普通に廃墟とも言えるのだけれど、しかしそれでも、貫禄のある雰囲気を出しており、立派な佇まいをしている。 修繕をすれば、十分に普通の教会として機能させることができるだろう。 ・・・それで、何故僕がこんなところにやって来ているのかと言うと。 特に変わった理由でもなんでもなく、ある人に会うためである。 この教会で。 こんな古びた教会で。 おかしいと思うだろうか?正直に答えてもらって構わない。 怒りなどしないし。 だって、僕だっておかしいと思うのだから。 待ち合わせならば、もっと近場の街中ですればいいものだろう。 どうしてこんな山奥の教会で? まるで、やましいことをしている為に、人目を避けているみたいじゃないか。 不自然すぎる。 ハンターとしての仕事で、狩り場の近くで待ち合わせした、と言えば分からなくもないかもしれないが、しかしそんなに山奥ならば、待ち合わせをしている最中に魔物に襲われる可能性もあるわけで、やっぱり安全な街中で待ち合わせをした方がいいことになる。 やはり不自然だ。 ・・・とまぁ、そんな感じに色々と並び立ててみたところで、いい加減にネタばらしに移るとしようか。
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