プロローグ

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きっかけは些細な事だと思う。 全ては必然なのだろうか。 たまたま、この高校に入学した。 中三の時にもっと勉強してたらこんな学校に入ってないだろうし、ましてやこんな学校生活を送ってなかったと思う。 僕は帰りのホームルームの挨拶が終わると共に、机の横にかけてあるカバンを背負い教室を出た。 帰宅部の僕は放課後学校に残って何かをするという事は皆無である。 生まれてこの方部活に入った事はない。 僕は一人廊下を歩く。 賑わう教室の音が廊下まで響く。
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