プロローグ

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階段を降りる。 今更部活をやろうとは思わない。 高二から部活に入るなんて周りに迷惑だし、運動苦手だしね。 一階に降りると階段の近くで男女二人がもめていた。 女の方と目線が合ってしまった。 僕は目線を逸らす。 関わるとろくな事がない。 あぁ、リア充爆発しろよ。 若干ネラーな僕はそんな事を呟いてしまった。 羨ましいのだろうか。 でも僕には家に帰れば画面の中に大切な人がいる。 三次元の女なんて…ね。 ここでふと思う。 やばい。 明日テストあるのにノート忘れた。 次赤点とったらパソコン没収されるんだっけ。 昨晩母がそんな事を言ってたな。 僕は教室に戻る事にした。
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