プロローグ

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僕のこのもじもじしてるのが伝わったのだろうか。 その女の子と目線があった。 思わず僕は目線を逸らしてしまった。 すると女の子は 「忘れ物?」 僕はコクリと頷いた。 そしたら僕の机の中を漁り、ノートを投げてきた。 「あ、ありがと」 今、まともにクラスの女子と喋った気がする。 「気にすんなー。てか偉いね。置き勉してないとか。今時珍しい」 そういって笑う女の子。 名前は何だっけな…。 あんま興味がないから覚えてないや。 「じゃぁ気を付けて帰りなよー。また明日」 手を振る女子。 一応小さく振返して教室を出た。 このノートは今日から宝物にしようかな(笑)
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