pure pink

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進次に夕飯の買い物を頼まれたので、とりあえず外に出てスーパーまで歩く。 「あいかわらず今日は晴れてて青い空だよなぁ。」 そんなことをぼんやりと空を見上げては思ったりしていた。 「?」 空の彼方になにかかけらのようなものが見える。 それはゆっくりだが確実に遊飛のほうに向かってきているようだ。 「紙か?」 ふわふわと風に舞いながら流線を描きながら降りてきた。 それをなんとはなしに両手で受け止める遊飛。 手にしたものは、どこか古ぼけたような感じで、白い封筒に赤いろうの刻印がなされたものだった。 (めずらしい封筒だな。手紙かな。) どことなく歴史を感じさせるようなその封筒にちょっとだけ興味をもった遊飛はそれをズボンのポケットに入れた。 「後でみてみよう。」
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