pure pink

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買い物が終わり、進次の部屋に戻る。 「よっしゃ!買い物終わり!あとそうじだっけか。」 3日間お世話になったからということで、進次から1日家政婦を命じられてしまったのだ。 「3日間寝て起きたばかりの人間つかまえてかなり人使い荒いな、アイツ。でもま、体動かすのも悪くないな・・・」 少しふてくされながらも、家の中を丁寧に掃除し、夕飯の用意までするなど、案外楽しそうである。 家事も終わったので、ひとまず休憩することにした。 「さっきの封筒・・・開けてみるか。」 封がされたものが、誰かのものだと思うと開けることに一瞬とまどったが、こっそり進次の書斎の引き出しにあるペーパーナイフを使ってついに開けてしまうのだった。 ダメだと言われるお菓子を子どもがこっそり食べるかのように・・・。 書斎の重厚感のあるイスに座り、 -スー。- 切れ味抜群のそのナイフは封を見事に真っ直ぐに開けてくれた。 (なかになにか入ってる・・) その中身を手に取ると、メッセージのようなものが透けて見えたので、すぐに手紙だと分かる。 そして、3つ折にされた手紙をゆっくりと上下に開いてみる。
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