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『この車は絶対お買得ですよ~!』
調子よくいうビー君の後輩だったが、変なモノはうりつけたりしないやつだから信用していいとビー君は信頼していた。
確かに、
車は子供が産まれたら2台
必要だ。
大きい車というのも憧れで、
ビー君も結婚当初はボックスカーに乗っていたから、
それが名残りおしかったというのは気付いていたことだった。
だからといって
ここですぐ決めていいものか…
先日
こんなことを
お義父さんから切り出してきた。
なにかと不便だろうから、
車をもう1台買ってくれるというのだ。
すごい!!
わたし、いや、
子供は可愛がられているではないか!
『そんな~悪いですょ~』
なんていいながら、
本音は『やった~!』
と思っていた。
お義父さんが何かを買ってくれるとか言い出すなんて、
こんなこと、初めてなんだもの!
いざ義両親の行き着け(?)MAZDAのディーラーへ。
『これこれ!』
義父が前から目星をつけていたという車があった。
指差したのは、
表に出ていた中古車で、
年式は10年落ちの車だった。
とても今から乗っても次の車検までもつのかなぁ…という不安が走る感じの車だ。
お義父さんは、
最初からソレと決めていたらしく、あとは見ていない様子。
『えっと…あぁ~ちょっとほかのものも、みてみていいですか?』
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