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初めて彼らの能力を目の当たりにした神田は関心の色を見せる その間も手下はふわふわと宙を舞い、思うように身動きは取れない 結城は面白そうに、その光景を眺める 「裏世界では有名だが、やはり凄い力だ。‥‥なんとしても手に入れたいものだ」 神田自身が立ち上がり日本刀を手にした 戦うと捕らえた2人は身構え、結城は瞼を下ろした すると浮いていた手下は畳にたたき付けられた 「ねぇ‥‥知ってる?俺達はこの能力を使えばもちろん勝てる。でもね?」 「「素手でも勝てる」」 言葉を重ね、笑って見せた2人に手下が襲い掛かる 150後半の男にしては小柄な体を動かし、華麗に避ける コンプレックスを生かした動き 相手の下へ潜り込み急所を捕らえる 「遅い」 一言。 手下は声を上げ、倒れて行く 100人は越える手下をあっという間に倒していった 神田は怖じけづいたのか一歩いっぽ下がって行く 「どこに行くのかな?」
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