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西園寺は視線をずらし、女たちに向けた 薄手のタオルだけで身体を隠し、震えている女たちを指差した その指先に警官たちも視線を送る 「取り合えず、あの人たちを保護してくれる?」 「あ、あぁ。はい」 言われるがまま鈴木は部下に指示し、女たちは大きな車に乗せられた 西園寺は再び鈴木に目をやる 「ここに来たのはマスターからの連絡でしょ?」 「えぇ。」 「なら俺達はここまで。あとは頼むよ。結城くんもそろそろ終わるだろうし」 そう言ったすぐに結城が神田を抱えて現れた ぐったりとしている神田 またもや急に現れた結城に鈴木以外の警官は目を見開いた 「うおっ!!めっちゃ居る!?」 「結城くん、帰ろ?」 「あー‥待って?」 神田を下ろし、てけてけと結城は鈴木の目の前に立った 170後半だろう鈴木を見上げる結城は首を押さえた 「女の人たちに売春行為をさせていた神田組。その中心にいたのが神田蔵之佐。手下たちは集会場で寝てるから」
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