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神田を指差して一連の報告
それを済ませると結城は鈴木に背中を向けた
「あ」
一瞬だけ顔を向けると結城は真剣な顔をしていた
そして両手を顔の横まで上げた
「安心して?僕達は誰も殺してないから」
急かす西園寺の横に並び、2人は建物が並ぶ街へ消えて行った
後ろ姿を見送る鈴木
神田組の奴らを回収した警官の1人が鈴木の後ろから声をかけた
「あいつらは何者ですか?突然現れたり‥」
「お前も今後のために知っておくべきだな。彼らは"超能力対策機関"のメンバー。通称クレア」
「くれあ?」
神田組を乗せたパトカーが次々に警察署へと運ばれていく
鈴木もパトカーの助手席に乗り、部下がハンドルを握った
「そう。世の中に居る超能力者を集めた極秘機関。彼らはその中でもトップ。活動は大から小まで多種多様。俺達、警察・刑事が捜査出来ない所まで関与してくれる」
「そんな機関があったんですか‥」
先程、見送った2人の横をパトカーが通り過ぎた
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