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子犬は、歩く時
脇の傷が擦れて
痛そうにしていた。
病院に連れていこうとした。
けれど、ここから
病院まで1時間以上
はかかる。
抱いても痛そうだし、
どうしようか
迷っていた時…
「そんなとこで何しとん?」
近所のおばちゃんだ。
私の姿が見え、
声をかけてくれた。
私は全部話した。
すると、
「おばちゃんが病院つれったるわ!」
と言ってくれた。
恩に甘え、私達は
先におばちゃんの家
行き、
おっちゃんにチェーン
を切ってもらった。
子犬はチェーンが切れて少し、身軽そうに動いていた。
おばちゃんの家にも
犬がいる。
おばちゃんは、
子犬にドッグフードを
分けてくれた。
ドッグフードに
夢中で食らいつく子犬。
」
「…お腹すいてたんやなぁ」
おばちゃんと私は
子犬がドッグフードを
食べ終わるまで
見つめていた。
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