27908人が本棚に入れています
本棚に追加
「尤も、僕は先ほどから言っているように専門家じゃないので何とも言えませんよ。」
「でも理にはかなってるんじゃないか?」
「そうだといいですね。見ていないので少し憶測になってます。あとは防御面で役に立っているんだと思いますよ。」
「防御面?」
俺の疑問をよそに、氷帝は横においてあった黒板の前に立つ。
そしてまず地面と思われる横線を描いた。
どうやら防御面について話してくれるらしい。
「これを地面とします。この穴を『CZ』の入り口。で、これらはバベルとします。」
一つ巨大な穴を描き、その両端に長方形のバベルとも思われるものを描く。
平面で見ているのでバベルの一つを描かなくてもさほど問題はないな。
「基本的に我々は地上から攻めます。魔物相手に地中から攻めるという素晴らしい発想の方はいないと思うので。」
当然のことだな。
まずどうやって地中から攻めるか理解できないしな。
最初のコメントを投稿しよう!