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「リリア、もう帰ろ。アリスさんと五十嵐君は色々あるだろうし。」
リディアが止めなければ彼女はずっとアリスにべったりかもしれなかった。
因みにもうアリスは諦め、そしてぐったりしていた。
[……もう死にてぇ]
[死神が死にてぇ言うなよ……]
「わざわざありがとうな。」
「明日は迷わないように迎えに行ってやるよ、ホワイティが。」
「えっ!?私!?」
ランドのまさかの無茶振り。
完璧意表をつかれたリリアは頬を赤く染める。
「うーん……リリアさえよければお願いするよ。」
「はい!!任せてください♪ちゃんと連れていきます!」
彼女の台詞は本当になることはなかった。
別に彼女が来なかったとかそういうわけではない。
次の日、俺は早朝から理事長に呼び出されたのだった……
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