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それって……
『そう、冬にしか…逢えないんやて』
「っ、章大!いやや!ずっと居ってや」
ふわっ
何か暖かく包み込まれた感覚
章大が、
優しく包んでくれてるんや
『ごめんな、っ。でもずっと忠義のこと見守ってるから』
「離れたくない、一緒がええねん!」
ずっと一緒や、って約束したやん
『っ…ごめんな、』
暖かさが、だんだんなくなる
「しょ、た?」
『…時間みたいやね』
ふわっと章大が消えていく
「嫌や!あかん!行かんといて!!」
『忠義、愛してる。また逢いに来るから』
「しょーたー!!」
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