フーザの村

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受付を済ませタバコを吸いながら目が覚めたあの山に向かう。 ロックタートルは知識によると生息範囲は山の中腹の山道に近い岩場に良く居るみたいなので辺りに人がいないことを確認し魔法で空を飛ぶ。 飛び続けること数分で山に着きそのまま低空で飛びながら目的の魔物を探す。 登り始めて数分後に明らかに怪しい岩肌を見つけた。 「わずかに動いた形跡がある。まぁ違っても岩に穴が空くだけか」 少し離れると水をレーザーの様に一直線に放つと岩に向こうまで見えるほどの穴が開く。しかしよく見ると穴の中に血みたいなものが滴っていた。 途端に地響きと共に目の前の岩が盛り上がりロックタートルが姿を現すが既に致命傷なのか今にも息絶えそうだった。 周囲には夥しい血溜まりができ未だに流れている。 僕はロックタートルの攻撃が届かない少し高めの岩に降り、 「さっきので致命傷だったか、じゃあ後は解体するの嫌だからホムンクルスでも創るか。材料はそこら辺の岩と核となる魔力の結晶と血液かぁ」 知識から必要な魔方陣を引き出し平坦な岩の上に描く。 そこら辺に落ちている石を魔方陣の中央に置きナイフで指を切り石に血を滴らせる。
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