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後は魔力を流しながら結晶にすれば出来上がり。
出来上がったホムンクルスが目を開く。
「あなたがマスターですね」
元がそこら辺の石だとは思えないほど精巧にできた。
見た目は11、12才くらいの大きさで性別はない。創るときに可愛く創ろうと思ったら女の子みたいな顔になりました。今は出来立てで生まれた姿なので、
「君の名前はクルン。魔力に多少の知識も入れたから魔法も使えるし自分で姿も変えられる。今は裸だからとりあえず自分の服を作ってごらん」
クルンはコクりと頷くと体が一瞬光、チェックのスカートにパーカーを着た姿になった。
「マスター指示を」
無表情なのは否めないが、
「クルンの仕事は主に俺のサポートだ。とりあえず今はあそこで息耐えたロックタートルがいるからそれの解体をお願い」
幼女に解体?いえ気持ちが悪いんで自分ではしたくないだけです。
クルンは軽く跳躍すると手にショートソードを作り手際よく解体していく。
「よし、これからは解体はクルンに任せよう」
一人頷くと手に缶ビールを作りグビグビと飲みながら観賞する。
やがて綺麗に解体を終えたクルンが戻り、
「解体終わりましたマスター」
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