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町を出るとまずはバルバスから向かうことにする。
バルバス・・・・・昼夜問わず獲物が近づけば襲ってくるし巨大へビだから見つけるのも楽だろう。念の為に半径三キロ圏内を探知の魔法で調べるとここから二キロ程行ったところにバルバスは居るみたいだ。
「じゃあクルンは昨日みたくバルバスの解体を頼むね。すぐに仕留めるから」
「はい。兄様」
バルバスが居る所まで歩いて行くと、
「でっかいわねぇ」
体調はおよそ六メートルで既にこちらを威嚇しているバルバスが居た。
「襲ってくる前にやるか」
タバコをくわえながら指をパチンと鳴らすとバルバスの巨躯が一瞬跳ねるとそのまま崩れる。
「クルン出番だよ」
「はい。兄様」
「いったい何をしたの?」
キャラが付いていけずにいた。
「やつの体に電気を流したのさ。バルバスの素材はそこそこで売れるしなるべく傷を付けないように気絶してもらってその間に」
バルバスの方を見るとクルンが得意の剣でバルバスを解体していく。しかも動きも速くまるで豆腐でも切っているかの様に捌き全く返り血を浴びていない。
「しかも今の魔法を詠唱も何もなしで!?」
「僕の場合詠唱なんて必要ないよ。魔力を思った通りに操作してるからね」
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