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アパートに着いたのは17時50分。
今日予約しているレストランでシャンパンを口にする為、待ち合わせの場所には電車に乗って行かなければならない。
相沢はスーツを脱ぎ捨て、急いでジャケットとコートを羽織る。
そしてポケットに夏美へのプレゼントを突っ込んだ。
いわゆる婚約指輪というやつだ。
夏美とは付き合ってまだ一年だが、夏美が結婚したがっている事を節々に感じている。
相沢は急ぐ事じゃないと思ったが、夏美の喜ぶ顔が見たいと思った。
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