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「ねえ、ねえ。彼女~。」
急に、肩を叩かれた。
ハッとした。
私は、何を考えてたの。昔の事じゃない。何で、今頃…
「無視しないでよ~。」
チッ。うるさいわね。
そう思いながらそいつを見た。
私の肩を叩いたのはいかにも不良なチャラい男。名前分かんないからチャラ男。
もう一人が、何でこんなチャラ男と一緒にいるのか分からない位、顔立ちも整っている美男子。
「止めとけ。恥ずかしいから。」
呆れたようにチャラ男に言っている。
「え~。今日はいける気がすんだよな~。邪魔すんなよ剣人~。」
美男子は剣人という名前らしい。
剣人が少しきつめにチャラ男に言った。
「はぁ。お前はいつもそう言って駄目だろうが。少しは学べ。」
「え~。剣人はモテるからそう言えるんだよ~。」
何を言ってもチャラ男には通じてないみたいね。
可哀想に。まぁ、どうでもいいけど。私には関係ないことだし。
私は、そのまま無視して歩きだした。
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