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近所のスーパーに行くだけだから、上下スウェットなんて友達には会いたくない格好だけど。
てこてこ歩いていると誰かの視線を感じた。
(…まさか、通り魔?)
頭の中で、テレビでよく見るベテラン女優が通り魔の脅威に怯えている映像が再生される。
…とかいって、サスペンスドラマじゃあるまいし。
無い無い。まだ夕方だし。
「お、光介じゃん、」
前方から声がした。
その声の主が俺に視線を送っていたんだろう。
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