プロローグ

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「フン……例の計画は出来たのか?いい加減完成させてほしいのだが……」 黒いマントを翻しながら科学者のような白衣を着ている男に話かける。 「は……後もう少し、もう少し辛抱下さい……」 白衣の男は小さな……軽く怯えているような返事を返す。 「これがラストチャンスだ!翌月までには作れ!さもないと……」 マントの男は、いきなり剣を出すと、白衣の男の前で首を切る真似をした。 「はっ……はい!必ず完成させます」 「分かった……ではとっとと行け!」 大声で怒鳴ると白衣の男は、軽くつまづきつつ闇の奥に消えていった。 「後一月で私は……フフ……」
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