日常での漫才

赤ちゃんのあやし方

どうしよう……とりあえず赤ちゃんのあやし方で試してみるか、

俺は泣きそうなお隣のクラスの子に近づいてぎゅっと抱き締める。

赤ちゃんだったらだっこなんだけど…さすがに無理か

と思い抱き締めるという結果になった。

俺の腕の中にすっぽり入っているお隣のクラスの子はいきなりゆでダコみたいになった。女ってちっちゃいんだなー。新たなる発見。

頭からボンッて煙りも出たような…？

ま、いいか。

俺は赤ちゃんのあやし方続行。

抱き締めたまま頭を撫でた。「よしよし。泣かないで」のボイス付き。

さらにゆでダコみたいになるお隣のクラスの子。

だんだん心配になってきた。

そんな顔赤くして……血が全部頭にのぼったのかな？

俺はもう涙なんてなくなっていたお隣のクラスの子を見てゆっくりと腕の中から解放した。

お隣のクラスの子は顔真っ赤で金魚みたいに口をパクパクしてる。

俺は首を傾げて「お大事に！」と告げてまた走った。

さっきの子は…本当なんだたっんだ。謎な子だな。