24人が本棚に入れています
本棚に追加
ほろり……と一筋、三成の頬を涙の筋が通る。
秀吉様と一緒に天下を統べるべく奔走した日々
秀吉様と一緒にご飯を食べた事
秀吉様と一緒に背中の流し合いをした事
秀吉様に椎茸を口いっぱいに詰め込まれた事
懐かしい珠玉の思い出が、三成の頭を走馬灯のように駆け巡っていた。
「…ヒヒッ、三成が泣いておる…女子よ、不思議な舞にこの光の雪…主は一体何者…」
刑部は三成を見ながら問い掛けた、戦いをやめた東と西の両軍を目を細めて見つめながら…。
.
最初のコメントを投稿しよう!