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「家康…貴様、人間大砲を撃つとは何事だ!」
「え?」
どうやら三成は、瑠璃姫が自分の上へ落ちてきたのは家康の仕業だと思っているらしく…噛みつく勢いで人間大砲がどーたらこーたらと騒ぎ始めた。
そのような物を使った覚えのない家康は困った顔をして瑠璃姫に問い掛ける。
「貴女はどこから来たのですか?」
「私は天界より参りましたの。ごきげんよう、地上の皆様」
「「「…天界!?」」」
家康の問いに答え笑みを浮かべている瑠璃姫を、三成、家康、綾女の三人は目を丸くして見つめる。
それもそうだ…天界など、あるのか無いのかふわふわとした雲のように掴めぬ場所…
その場所から来たという瑠璃姫を、ああそうなんだと納得する方がおかしいと言えるだろう。
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