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「うわあああああ!!!!!/////」
耳がもがれるかと思う程の大声で突然目がさめた
「なんでおまおまえ!裸?!つかオレも!!!何?何事?」
「オハヨー真琴」
「あ、オハヨー白うさぎ。じゃなくて!!ここ何処だよ!なんで!/////そんな格好なんだよ!!」
「真琴…?記憶が戻ったのか?」
「へ?なんの?」
「昨日お前は拉致された。そこから自分で逃げ出して川に飛びこんだんだ。」
「あ、そう言えば……崖から飛び降りないと捕まるって時に白うさぎが見えてもう大丈夫って思えて、飛び込んだんだ……あ、それで服着てねーんだ。ありがとう白うさぎ。あんたのおかげで助かったよ!やっぱ頼りになるなぁ」
万遍の笑顔を向けられ愛しさが込み上げる。両手ですっぽり抱きしめると
「/////うわああぁ、離せよ真っ裸のヤローとハグする趣味ねぇからぁ!///」
全力で拒否された……
「もしかして、ここに付いてからの記憶はないのか?」
「えっ?川に落ちてずっと気ぃ失ってたんじゃないの……?」
俺の耳が萎えまくっているからだろう、真琴が申し訳なさそうに考え込んでいる。
かえってよかったんだ……夕べの事は忘れて……今まで通り……………
「いや、何でもねぇ!真琴無事でよかった!うん!なんか食い物さがして来るから!待ってろ!」
あー俺、芸がないな、都合悪くなると飯に逃げるとか………………
ワシャッ
後ろから髪を捕まれる。
振り向くと、
キョトンと俺を見上ているが、一呼吸あけみるみるうちに真琴が真っっ赤に染まっていった
「ワリィ!!なんでもないから!!!は、ハラ減ったなあぁってだけ!朝からワインとかなしだぞ!オレコーヒーがいいしっ!!」
まくし立てるように喋る真琴………
「俺はワインなんて一言も言ってないぞ。」
「!!!」
頭から湯気のでそうな真琴をもう一度抱きしめると今度は拒絶されなかった。
真琴のなかで俺のポジションが兄貴じゃなくなったって事だよな♪
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