香奈ちゃん相談室

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―ピロロロ…― 香奈の携帯が鳴る 「ん?誰だろこんな夜中…あ、噂をすれば春ちゃん」 「え 出んの?」 「もしもし?どうしたの?」 「何で出んだよっ今二回目に行きそうなっ…」 「ウルサイッ」 香奈は引っ付く順平を引き離す 『…すいません…最中に…』 電話の向こうで恐縮する春喜 「最中じゃないから どうしたの?」 『いえ…大したことじゃないんですが…報告と言うか…』 「うん(可愛い)」 『あれです…心配が、気持ち良すぎて別れた時立ち直れなくなったらどうしようってほうになって…』 「あら あらあらおめでとう」 『ゔ…いえ…それじゃ…失礼します お邪魔しました』 「あ、待って あのね、春ちゃん」 『はい…』 「私、春ちゃんのこと愛してるわよ」 『へっ』 「はぁ!?」 煩い順平を殴って黙らせる 「だからね 会って間もない私がこんなに春ちゃんのこと愛してんだから友紘はもっと春ちゃんのこと愛してると思うよ」 『う…』 「うっそぴょん じゃなくて」 『え?どっち??』 「ふふ それじゃオヤスミ」 香奈は電話を切る 「お前っそんな根拠の無いこと言って春喜くんを期待させてどうすんだよっ」 順平が怒る 「あら 根拠の無いことじゃないわよ?友紘が男の身体抱けたんなら好きかエロいかじゃない」 「えっ嘘!キモい!」 「それ言わないであげてよ」 「無理ぃ…もう友達出来ない」 .
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