第一章

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「え・・・ああ、そうだけど?」 俺と同じ一年生の学年カラーである赤い名札を付けている。だけどなんとなく、周りが敬遠するような雰囲気を醸し出している気がするのは気のせいだろうか。 「マジ? 俺ら大野君と同じ1ー3なんだよね! あ、俺北小出身の渋谷。よろしく!!」 リーダー格らしい男子がそう言 った。一際でかい。悲しいかな、俺は平均より低い身長の為、見上げるような格好になる。 「…あ、よろしく…。」 俺は若干引きながら頷いた。 渋谷はニヤリと笑った。何だか嫌な予感がする。
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