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「ん、美味いな」
「そうですか」
「・・・何か、違和感あるよな」
「何にですか?」
「敬語。誠の前でもそうだったが・・・何でだ?」
「あぁ・・・。もう面倒くさいので。それに俺は尊敬に値する人にしか敬語は遣いません」
誠、お前が居ないのが少し残念だが良かったな。
褒められてるぞ。
つか、まじでこのお粥美味い。
弱った胃に丁度いいしな。
あっという間に完食。
自分がまともに食事してない事を痛感した。
「じゃあ帰ります」
「あ・・・待て」
「なんですか?」
「親衛隊を動かしてくれないか?」
「黒毛玉の事ですか?あぁ、制裁は過激派の奴が勝手にやりますよ。あんな奴の為に親衛隊の子が汚れ役引き受けるのは堪えられません」
「だろうな。その返答で十分だ」
その後、浪は土鍋を洗ってから帰り(後ろ姿は立派なオカンだった)、俺は風呂に入ってから寝た。
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