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一人でホールからテラスに移動し、一息つく。
フラグは・・・立ってないと思いたい。
そう思ってたら、元久が来た。
「なーちゃん!」
何故鼻を押さえて・・・あ。
取り敢えずポケットからティッシュを出し、そこから一枚出して渡す。
「ありがとー」
「なっさけねぇ格好だな」
「いやぁ、萌えを堪能してたらつい・・・ね」
「そういやぁ、テメェ・・・俺を見捨てたよな」
「あ・・・え、えーっとぉ、仲間なら分かるでしょぉ?」
いや、分かるけどさ。だからこそ助けろよ。
その意味も込めて微笑む。
「な、なーちゃんだってぇ、俺が絡まれてるときにぃ、助けてくれなかったじゃんかぁ!」
そうきたか。
それなら、
「今回は喧嘩両成敗ってとこか・・・」
「そぉだねぇ・・・」
結局、俺らはそこでパーティーが終わるまで時間を潰した。
・・・何か、明日のことで大切な事を忘れてる気がする。
何にもないといいが・・・。
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