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体育館中が俺の突然の行動にビックリ。
『えーっと、因みに内容は・・・』
箱を持ってた子が慌てて拾い上げ、開きながら副委員長の方に走っていく。
『生徒会の皆様とデートです!』
体育館中から“いいなー”とかなんとか、色々な声が聞こえる。
良いわけねぇだろ!
「そんなに欲しいんならテメェらにくれてやる!!俺はぜってぇこんなのいらねぇよ!死んだ方がマシだっつーの!!」
全力で主張する。
マジでいらねぇし。
で、体育館中からブーイングの嵐・・・な訳ではなく、
気味悪いくらいの静寂が再び訪れた。
そんな空気をなんとかしようと頑張る副委員長が質問してきた。
『・・・あの、生徒会が嫌いなんですか?』
完全に個人的な好奇心からの質問だったが気にせず答える。
「生徒会も風紀も嫌いだな。大に超を付けてそれを更に10乗するよりもっと嫌いだ」
そして、付け加える。
「それに、俺はノーマルだ」
学園中に生徒の悲鳴が響いた。
・・・耳栓してんのに耳がいてぇ。
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