4175人が本棚に入れています
本棚に追加
――元久side――
期末テストから一日経った。
つくづく不思議なんだけど、この学園は期末テストから夏休み迄の間が結構長い。
というか、期末テストが早い。
大体中間テストの三週間後とかおかしいと思うんだ。
~🎵~🎵
・・・電話?
取り敢えず誰からかを確認。
浪からだった。
「どぉしたのぉ?」
今は教室にいるからチャラ男口調。
因みに浪はサボり。
『今日、親衛隊幹部で緊急会議を行おうと思う』
「あー、やっぱぁ?」
『毛玉の被害が大量に、な』
「だろぉねぇ~」
『各親衛隊長には俺から連絡しておく。忘れるな』
「りょおかーい」
通話終了。
王道君の被害は凄いからなぁ・・・。
生徒会も風紀もどうにも出来ないし。
まぁ、相手のバックに理事長だから難しいか。
でも、浪はこの学園相手に大立ち回りやらかす訳だけど。
まさか、理事長を敵に回して・・・なんてあってほしくない。
俺の心臓がもつ気がしない。
あ、万が一の時は理事長の家を潰せばいっか。
俺は一人、ニヤつく口元を抑えながら窓の外を眺めるのだった。
最初のコメントを投稿しよう!