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親衛隊専用会議室にて。
「遅かったな、総隊長」
「いや、なーちゃんが早いだけだからね!?」
浪はいつも寮の自室でサボってる。
行動は結構時間ギリギリになるまでしない。
それなのに、誰よりも到着早いんだよなぁ・・・。
そう思いながら自分の席に着く。
暫くすると、親衛隊長達が来た。
一人ひとりがきちんと挨拶してくれるから、こちらも挨拶を返す。
浪も同じ事をしてる。
やっぱ、親衛隊の子が大切なんだねぇ。
全員集まった事を確認して会議を始める。
因みに、俺らが呼出し無視して出てる事には誰も触れなかった。
先輩なんだから、注意したって良いのに・・・。
(浪と元久以外は二年or三年)
会議が始まると、各隊長達からの苦情の嵐。
内容は全て王道君のことだった。
取り敢えず宥める。
こんな状態じゃあ、まともに会議が出来ない。
何とか一人ひとりからの意見を聞く事が出来た。
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