親衛隊会議の時間です。

9/9
前へ
/437ページ
次へ
「説明するから待て」 「断る!」 「なーちゃん、即答はダメだよぉ」 0.02秒くらいで答えたよ。 話くらい聞こう? 俺だって帰りたいけど堪えてるんだから! 「・・・用件」 一言なのに、凄く重くて怖い。 ホストも心なしかビビってるみたいに見える。 「あー、えっとだな・・・。お前達を呼んだのは、犀に対して制裁をしないように言うためだ」 「もししたら?」 「この学園から追い出す」 「「ブフッ・・・!!」」 二人して思い切り吹き出した。 「ホストぉ、それは出来ねぇって」 「寧ろホストのクビが飛ぶよぉ?」 二つの意味で。 「あ゛ぁ?そりゃあどういう意味・・・」 「世の中にはねぇ、知らない方が幸せな事がたぁーくさんあるんだよぉ?」 「あと、制裁の方は毛玉次第だ。これ以上迷惑掛けられたくねぇんだよ」 それだけ言うと、二人で化学研究室を後にした。 ・・・制裁が楽しみだ。
/437ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4175人が本棚に入れています
本棚に追加