忠告と制裁は王道には付き物!!

8/9
前へ
/437ページ
次へ
忠告に行った子が全員倒れてた。 そして、綾戸先輩は一番酷く、文字通り完膚なきまでの暴力の跡が見て取れる。 誰にも意識が無いことは明白で、綾戸先輩を含む三名は骨が折れているようだった。 直ぐに携帯を出し、学園内の医療機関に救急車の派遣を求める。 電話が終わったところで元久が来た。 目の前の惨状を確認すると、思い切り顔を顰めた。 「・・・なーちゃん」 「救急車が来るまでに、応急処置だけでもするぞ」 元久は無言で頷くと、俺と共に簡単な手当を始める。 怪我は基本打撲傷だったが、かなり強くやられたのが分かる。 黙々と作業を続け、終わってから暫くして救急車が到着した。
/437ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4175人が本棚に入れています
本棚に追加