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目の前で担架に乗せられて運ばれる先輩達を見て、後悔の念が浮かぶ。
・・・俺が居れば、先輩達は毛玉にやられる事は無かっただろう。
元久も同じ事を考えているのか、眉間には深いシワがある。
救急車が走り去っていく様子を見ながら、制裁の事を考える。
「元久」
「何?」
「制裁を行う時期を早める」
「・・・俺も明日からやろうかと思ったところなんだよね。一週間なんて待てそうにない」
「同じく。取り敢えず今日は寮に戻る」
「俺もそうする」
そして寮に帰ったのだが、俺らはこの選択を再び後悔することになるとは未だ知らなかった。
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