毛玉潰し・・・できるか?

9/16
前へ
/437ページ
次へ
「あ、そうだ、なーちゃん」 「何だ」 「予想以上に良いもの見せてくれてありがとねぇ」 「見世物のつもりではやってねぇ」 「分かってるよぉ」 そして沈黙。 少しして、元久が口を開いた。 「なーちゃん」 「今度は何だ」 「出血をどうにかしようよ・・・」 「・・・ん?あぁ・・・。忘れてた」 「なーちゃんってさぁ、変なトコで鈍いよねぇ~」 「ほっとけ」 後は下らない話をしながら適当に校舎をふらつき、会議室で一日の退屈を潰した。 勿論、監視カメラなどで毛玉の動向を監視しながらだった。 結局、今日は何の問題もなく終わったのだった。
/437ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4175人が本棚に入れています
本棚に追加