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翌日、俺らは生徒会に呼出しをくらった。
生徒会メンバーが全員集合。
流石に毛玉は居なかった。
つーか、副バ会長と双子バ会計は俺らを物凄い形相で睨みつけてくるんだけど。
正直ウザい。
無視して、彼等の正面のソファーに堂々と座る。
元久は隣に座り、相変わらずニコニコとしたあの顔でいる・・・・・・が、非常に冷めた笑みだ。
あれだ、魔王とかが虫けらを見る時のあの感じ。
会長は少し眉根を寄せているし、書記は少しオドオドとした様子でこちらを見ている。
「今日呼んだのは、昨日の事です」
「それ以外に何があるんだよ」
「・・・口の聞き方に気を付けた方が良いですよ」
副会長は更に嫌そうな顔をして見せる。
正直滑稽に感じたので笑ったらまた睨まれた。
・・・全然怖くない。
「なーちゃんふざけ過ぎ~」
雰囲気をぶち壊すような元久の発言に場の空気は悪化する。
が、当の本人は相変わらずニコニコしたままだ。
まぁ、一度Sのスイッチが入ったら暫くは怖いもの知らずになるのが元久の特徴。
それは置いといて、話を戻すか。
「何が問題だ?俺は毛玉と同じ事をしただけだ。なのに罰を受けろとかマジで贔屓し過ぎだろ」
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