王道君の登場です。

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でも流石に可哀相だな。 友人でなければもっと色々言ってやるが、俺にも一応慈悲の心くらいある。 「ま、今日はここ迄にしといてやる」 そう言えば、元久はパッと表情が明るくなった。 ・・・犬耳と尻尾が見える気がする。 「さて、と。巡回も点検も終わったし、一旦部屋に戻るぞ」 「そーだな。あ、今日の朝飯は和食なら何でもいいから」 「分かった」 この会話から推測できる奴もいるだろうが、俺は毎日自分と元久の朝飯を作る。 更に言うなら、昼飯と夕飯も俺が作っている。 ・・・決して俺はオカンじゃないからな? 勘違いすんなよ。
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