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ヤバい、非常にヤバい!
だからといって、叔父さんに貰った地図を見ても、現在地が分からないし・・・。
よし、適当に歩けば何とかなる!・・・はず。
けれども、それは余計に状態を悪化させるだけだった。
もういくつ目かも分からない曲がり角を曲がる。
なんで誰もいないんだよ!
と思ってたら、向こう側から誰かが来るのが見えた。
「おーい!」
その人物に向かって走る。
近付いてみると不審そうに俺を睨んできた。
「な・・・何だよ!ただ声をかけただけなのに、睨むのは駄目なんだぞ!当たり前の事だろ!?」
「あ゛?」
呆気にとられている不良っぽい奴。
たっぷり間を置いて一言。
「・・・お前、俺の事が怖くないのか?」
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