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｢･･･何で怖がる必要があるんだ？まだお前は何もしてないだろ？｣
｢いや、でも･･･。まさか、俺の事を知らないのか？｣
呆気にとられた顔、再び。でも、やっぱりイケメンでなんか悔しいな。
｢だって転校してきたばっかだし。それに、見た目がちょっと不良っぽいってだけで怖がるなんておかしいだろ！｣
｢･･････フッ･･･ククッ･･･ハハハハハッ｣
今度はいきなり笑い出した。
｢成る程な･･･。お前、面白い奴だな。あぁ、そうだ、俺は平須賀絃利(ﾋﾗｽｶ ｹﾞﾝﾘ)だ。お前、名前は？｣
｢東郷犀だ！よろしくな、絃利！｣
｢あぁ。それよりも、転校生がこんな所で油売っててもいいのかよ｣
｢･･･あぁあぁぁっ!!忘れてた！｣
理事長に行かなくちゃいけないんだった！叔父さん、待ってるだろうな･･･。
｢なぁ絃利、理事長の場所を教えてくれよ！｣
｢･･･わかった、ついて来い｣
このあと、絃利に案内されて、無事に理事長室の前まで行けたんだ！
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