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うっわ、最悪ー!
オタクかよ~、萎える~
自分の見た目分かってんの?
唐牧様に名前呼びされてるなんて・・・許せない!
キモい!つか帰れ!
ブーイングの嵐。
「うっせぇ、黙れ!」
キレた桐慈の一言で静まり返った教室。
打って変わり、俺に対し優しい笑顔を向けてきて、自己紹介するように言ってきた。
「俺は東郷 犀だ!俺は優しいから、さっき暴言を吐いた奴だって許してやる!よろしくな!」
桐慈が睨みを効かせてるから、誰も何も言わなかったけど、視線は冷たい。
友達なんだから、そんな目で見ちゃダメなんだぞ!!
「犀、席は窓側の列の一番後ろだ」
「あぁ、分かった」
席に行く途中、足を出してくる奴がいたけど踏ん付けてやった。
俺にそんなことをした罰なんだからな!
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